「うちの子、なんだか動きがぎこちない」「他の子より不器用な気がする」——そんなふうに感じたことはありませんか?実はその感覚、体の使い方を目や耳からの情報だけでなく、自分の体の感覚を通して育てていくことで、少しずつ変わっていきます。
アイビー米子教室では先日、平均台を四つん這いで渡る活動に取り組みました。ルールはひとつだけ、手足が台についていればどんな進み方でもよいというものです。手を先に出してクマのように進む子、横向きに進む子。同じ課題でも、進み方は子どもによってそれぞれ違いました。
その中でも動画に映っているのは「クモ歩き」。手と足を別々に動かしながらバランスを保つ、協調運動が求められる動きです。
「クモ歩き」が難しい理由——協調運動とは
クモ歩きのように、手と足を別々のタイミング・別々の力加減で動かしながら全身のバランスを保つ動きは、脳と体の複数の部位が連携して初めて成立する協調運動と呼ばれる動きです。
協調運動がうまくいかないと、周囲からは「不器用」「運動が苦手」といった姿として見えることがあります。しかしそれは本人の努力不足ではなく、体の各部位の情報をまとめて処理する経験が、まだ十分に積み重なっていないだけ、というケースが少なくありません。
不器用に見える動きの背景にあるもの
- 手と足を同時に、別々の動きでコントロールする経験が少ない
- 体がどこにあるか(ボディイメージ)をつかみにくい
- バランスを崩しそうになったときの立て直し方が身についていない
こうした背景があるからこそ、クモ歩きのような「あえて不安定な姿勢でバランスを取る」経験を、遊びの中で繰り返すことが力になっていきます。
「進み方を選べる」ことが育てるもう一つの力
今回の活動で大切にしたのは、進み方を決められた通りになぞらせるのではなく、子ども自身に選ばせたことです。
決められた形をなぞるのではなく、自分に合った体の使い方を自分で見つけていく経験は、日常生活の中で「自分に合うやり方」を考える力にもつながっていきます。不器用さや運動の苦手さでつまずきやすい動きだからこそ、進み方を自由に選べることで、失敗を恐れずに挑戦しやすくなるのです。
おうちでもできる工夫
床にクッションやタオルを並べて即席の平均台を作り、「手も足も好きに動かしていいよ」と声をかけてあげるだけでも、同じような経験ができます。ポイントは、正しい進み方を教え込むのではなく、お子さま自身に工夫させてあげることです。
アイビー米子教室が大切にしていること
アイビー米子教室では、一人ひとりのペースや工夫を大切にした運動療育を行っています。できないことをできるようにすることだけが目的ではなく、お子さま自身が「自分で考えて、やってみる」というプロセスの中で、小さな「できた!」を積み重ねていけるよう、スタッフ一同サポートしています。
不器用さや運動の苦手さが気になる方も、まずは無料体験・ご見学から、お子さまの様子をご覧いただければと思います。
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