「感情のコントロールが苦手」「気持ちの切り替えがうまくできない」——そんなお悩みを感じたことはありませんか?実は、音楽に合わせて楽しく体を動かす遊びの中に、この力を育てるヒントが隠れています。アイビー米子教室で行っている運動療育「椅子取りゲーム」は、まさに聴く力と自分をコントロールする力を、遊びながら鍛えられる活動です。
「椅子取りゲーム」ってどんな遊び?
アイビー流の椅子取りゲームは、ただ椅子を取り合うだけの遊びではありません。音楽に合わせてマットの上を歩いたり跳んだりしながら進み、音が止まった瞬間に、離れた場所にある椅子を目指して座るという運動です。
- 音楽が鳴っている間:マットの上を移動する
- 音楽が止まった瞬間:素早く椅子まで移動して座る
単純なルールに見えますが、子どもたちは「いつ音が止まるかな?」と耳をすませながら、真剣な表情で取り組んでいます。
この遊びで育つ3つの力
1. 聴覚的な集中力
音楽の変化を聞き逃さないためには、周囲の音に意識を向け続ける力が必要です。目で見る情報だけでなく、耳から入る情報に集中する経験を積むことで、指示を聞き取る力や、雑音の中でも大事な音を拾う力の土台が育まれます。
2. 即時反応力
「音が止まった」と気づいてから体を動かすまでのスピードも重要なポイントです。脳が音の変化を察知し、すぐに体に指令を送る——この一連の流れを繰り返すことで、状況の変化に素早く対応する力が鍛えられます。
3. 自制心(抑制機能)
実はこの遊びのいちばんのポイントがここにあります。「動く」から「探して座る」へと動作をパッと切り替えるには、それまでの動きをいったん止める「抑制機能」と呼ばれる脳の働きが欠かせません。抑制機能は、感情の高ぶりを一呼吸おいて落ち着かせたり、やりたい気持ちをぐっとこらえたりする場面でも使われる力です。楽しく体を動かしながらこの力を繰り返し使うことで、日常生活での気持ちの切り替えにも少しずつつながっていきます。
ご家庭でも取り入れやすい工夫
ご家庭でも、音楽を使った簡単な「動く・止まる」遊びは取り入れやすい工夫のひとつです。
- 好きな音楽を流し、鳴っている間だけ体を揺らしたり歩いたりする
- 音を止めたら「ピタッと止まる」を合図にする
- できたら「ピタッと止まれたね!」と、結果よりも「止まろうとした姿勢」を具体的に褒める
大切なのは、完璧に静止できるかどうかよりも、「止まろうとする」意識を持てたこと自体を認めてあげることです。
まとめ
感情のコントロールや気持ちの切り替えは、一朝一夕に身につくものではありません。アイビー米子教室では、子どもたちが自分のペースで取り組めるよう、スモールステップを大切にしながら、「できた!」という成功体験を積み重ねられる環境づくりを心がけています。楽しい遊びの中にこそ、お子さまの成長のヒントがたくさん詰まっています。
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