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お子様が楽しそうにフラフープを跳んでいる姿を見て、「いい運動になっているな」と感じる保護者様は多いと思います。しかし、米子市の児童発達支援・放課後等デイサービス「アイビー米子教室」で行っているこの活動には、実は単なる体力づくり以上の、高度な「脳トレ」の要素が隠されています。

今回は、理学療法の視点から、フラフープ跳びが将来の学習や生活習慣にどのような良い影響を与えるのかをご紹介します。

実際の様子はこちら

なぜ「フラフープ跳び」が脳を刺激するのか

フラフープを縄跳びのように回して跳ぶ動作は、脳にとって非常に複雑な命令を処理する活動です。これを専門的には「協調運動」と呼びます。

1. 「見る・回す・跳ぶ」を同時に行う協調運動の力

協調運動とは、手と足、あるいは目と手など、別々の部位をタイミングよく連動させて動かす能力のことです。 フラフープを回しながら適切なタイミングでジャンプする。この時、脳内ではオーケストラの指揮者のように、全身の筋肉へ同時に異なる指示が出されています。

この「複数の動作を同時に処理する力」は、将来の学習面で非常に重要になります。例えば小学校での「黒板の文字を見ながら、手元でノートに書き写す」という動作も、目と手を連動させる高度な協調運動の一つです。幼児期にフラフープ跳びで脳を活性化させることは、こうした学習の土台作りにつながります。

2. 「固有受容覚」が手先の器用さを育てる

フラフープをきれいな軌道で回すには、手首の絶妙なコントロールが必要です。ここで重要になるのが「固有受容覚(こゆうじゅようかく)」という感覚です。

これは、自分の筋肉がどれくらい伸び縮みしているか、関節がどの程度曲がっているかを無意識に感じる「体のセンサー」のようなものです。 フラフープの重みを感じ、手首のスナップをきかせる経験を積むことで、このセンサーが磨かれます。

固有受容覚が発達すると、力加減を微調整できるようになります。これが将来、

  • 鉛筆を適切な筆圧で持って文字を書く

  • お箸を上手に操って食事をする といった、巧緻性(こうちせい:手先の器用さ)が必要な動作の習得をスムーズにしてくれます。

「できた!」を積み重ねるスモールステップの工夫

なぜ、いきなり縄跳びではなく「フラフープ」から始めるのでしょうか。そこにはアイビー米子教室が大切にしている、自己肯定感を育むための戦略があります。

縄跳びは縄が柔らかいために形が変わりやすく、回すタイミングを掴むのが非常に難しい道具です。一方でフラフープは円形が保たれているため、

  • どこを回せば足元に来るかが視覚的に分かりやすい

  • 足に引っかかりにくく、連続して跳びやすい という利点があります。

「自分一人で回せた!」「連続で跳び越えられた!」という確かな成功体験は、子どもたちの「もっとやってみたい」という意欲を引き出します。この自己肯定感こそが、新しい課題に挑戦するエネルギーの源になります。

まとめ:遊びのなかにある「学びの種」

アイビー米子教室では、ただ運動を行うだけでなく、その一つひとつの動作が将来のどのような力に結びつくのかを常に考えて療育を行っています。

もしご家庭で挑戦される場合は、まずは「フラフープを置いて、その中をジャンプでくぐり抜ける」といった、さらに小さなステップから始めてみるのもおすすめです。お子様の「できた!」という輝く笑顔を、私たちと一緒に育んでいきましょう。

 

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