お子さまが「逆上がりができた!」と喜ぶ姿は、保護者の方にとっても大きな喜びですよね。しかし、逆上がりは単に「鉄棒を回るための技術」だけではありません。
米子市の児童発達支援・放課後等デイサービス「アイビー米子教室」では、日々の運動療育の中に、子どもの脳と体の発達を促す専門的なエッセンスを取り入れています。今回は、逆上がりという動きが、実は「座って話を聞く力」や「文字を丁寧に書く力」にどう繋がっているのかを解説します。
運動を「感覚統合」の視点で捉える
多くの人が、逆上がりには「腕の力」や「腹筋」が必要だと考えがちです。もちろん筋力も大切ですが、アイビーでは「感覚統合」や「理学療法」の視点を重視しています。
感覚統合とは、脳に入ってくる様々な感覚を整理し、自分の体を思い通りに動かすための機能です。逆上がりのプロセスには、特に重要な2つの感覚が深く関わっています。
1. 前庭覚(ぜんていかく)への刺激
前庭覚は、耳の奥にある三半規管で感じる感覚で、揺れや回転、スピード、そして重力に対して自分の体がどの向きにあるかを察知する役割があります。
逆上がりで頭が下になり、体がクルリと回転する体験は、この前庭覚を強力に刺激します。この感覚が十分に育つと、以下のような力が養われます。
姿勢をまっすぐ保つ力(体幹の安定)
バランスを崩さずに動く力
目と手の協応(目で追ったものに対して正確に手を動かす力)
これらは、学校生活で「背筋を伸ばして椅子に座り続ける」「黒板の文字をノートに写す」といった動作の土台になります。
2. 固有受容覚(こゆうじゅようかく)への刺激
固有受容覚は、筋肉や関節で感じる感覚です。自分の体が今どれくらい曲がっているか、どれくらいの力で鉄棒を握っているかを無意識に把握するために必要です。
逆上がりで鉄棒を自分の方へグッと引き寄せ、腕を曲げたままキープする動作は、この固有受容覚をフル活用します。この感覚が磨かれることで、以下のメリットが得られます。
力加減のコントロール(鉛筆を適切な筆圧で持つ、優しく触れるなど)
ボディイメージの形成(自分の体の大きさを把握し、物にぶつからずに動く)
成功体験が「自己肯定感」という心の根っこを作る
専門的な理論も大切ですが、アイビーが最も大切にしているのは、お子さま自身の「やってみたい!」という意欲と、達成した時の「できた!」という喜びです。
できないことに挑戦し、小さなステップを積み重ねて成功を掴み取る経験は、強い自己肯定感を育みます。「自分は頑張ればできるんだ」という自信は、運動面だけでなく、学習や人間関係における困難を乗り越えるための原動力になります。
まとめ
アイビー米子教室の運動療育は、一つひとつの動きに「なぜこの運動が必要なのか」という専門的な根拠を持たせています。逆上がりを通じて育まれる感覚は、将来の学習や社会生活を支える大切な宝物です。
私たちはこれからも、お子さまの「主体性」を尊重し、心と体の両面から成長をサポートしてまいります。
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