プロフィール
モモタ シンタロウ/運動療育責任者
運動療育全般のプログラム立案、活動の全体指揮、スタッフの研修などを担当。子どもたち一人ひとりの未来を見据え、長期的な視点に立った支援を信条とする。
◯好きな食べ物:カツ丼、オムライス、吉野家の牛丼
◯趣味・好きなこと:野球
◯MBTI:目標達成へみんなを導く!エネルギッシュな頼れる『指揮官』
◯好きな動物:格好良くて速いウマ!🐴
――現在の主な仕事内容と、アイビーで働こうと思ったきっかけを教えてください。
運動療育責任者として、療育プログラムの作成や活動全体の指揮、スタッフへの研修などを担当しています。
私がこの世界に足を踏み入れたのは、運動が子どもたちの発達に与える影響の大きさに感銘を受けたことがきっかけです。体を動かすことを通して生まれる「できた!」という達成感や、そこから育まれる「自信」は、子どもたちの人生そのものを豊かにする力を持っていると確信しました。アイビーの理念は、まさにその想いを体現できる場所だと感じています。
カラダが動けば、ココロも動き出す。その輝く瞬間を創り出すのが、僕たちの仕事。
――アイビーの「ここが好き!」という点を教えてください。
「子どもたちと向き合う時間を、何よりも大切にしている」ところですね。
私たちの仕事は、子どもたち一人ひとりを深く理解することから始まります。そのため、療育時間外は、その日の活動の振り返りや、個々の成長に合わせた今後の支援の方向性をチームで話し合う時間にほとんどを費やしています。教室の誰もが「主役は子どもたち」という共通認識を持っており、療育に集中できる環境が整っている点が最大の魅力です。
こうした環境で日々子どもたちと真剣に向き合っていると、自然と物事の考え方も深まっていくんです。実は先日、父親から「アイビーに入ってから考え方が良くなった。成長したな。」と褒められたんですよ。仕事を通して人としても成長できる、そんな実感があるのも、このアイビーが好きな理由の一つですね。
子どもたちと本気で向き合う時間は、僕たち自身を映し出す鏡。
――仕事の中で、一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?
やはり、お子様の「できた!」の瞬間に立ち会えること、これに尽きます。昨日までできなかったことが、今日できるようになる。その成長のキラメキを間近で見られるのは、この仕事ならではの特権です。
そしてもう一つ、子どもたちが施設にいる時に、ありのままの自分を素直に出してくれた時に、深いやりがいを感じます。ここは安心できる場所なんだ、信頼してくれているんだなと実感でき、子どもたちとの心の繋がりを感じる瞬間です。
――逆に、この仕事の大変な点はありますか?
一人ひとり個性も発達段階も違う子どもたちと向き合うので、いわば「一人ひとりの取扱説明書」を、私たち自身が作っていく必要があります。その子の特性を理解し、言葉にならないサインや小さな変化を読み取るためには、膨大な情報収集と日々の細やかな観察が欠かせません。
これは非常に根気のいる作業で、大きな労力を使います。ですが、この地道なプロセスこそが療育の神髄であり、大きなやりがいにも繋がっているんです。
――アイビーの療育理念「運動を通してカラダだけでなくココロの成長も促す」を、日々の業務でどう意識していますか?
私たちは、「跳び箱が跳べた」「逆上がりができた」といった技の習得そのものをゴールにはしていません。
大切なのは、その達成体験を通して、子どもたちが何を感じ、何を学ぶかです。「挑戦する心」「やればできるという自己肯定感」「仲間と応援しあう気持ち」。そうしたココロの育ちに繋がるように、常に一人ひとりの内面に目を向けながら支援することを心がけています。その結果として、カラダとココロの両面での成長が、少しずつ表れてくるのだと考えています。
「技術」ではなく、「未来を切り拓く力」そのものを一緒に育てている。
――アイビーの療育プログラムの魅力はどんな点だと思いますか?
アイビーのプログラムは、以下の3つの強みを掛け合わせている点に特色があると思っています。
① 専門的な機能面の強化: 粗大運動を通して、体幹の強化や固有感覚・前庭覚といった、発達の土台となる感覚統合を専門的に行います。すべての活動の基礎となる「カラダづくり」を丁寧に行うのがアイビーの基本です。
② 挑戦するココロを育む成功体験: マットや鉄棒、跳び箱などの器械運動は、子どもたちにとって分かりやすい目標になります。技の習得という成功体験を積み重ねることで、苦手なことにも積極的に取り組む「挑戦するココロ」を育みます。
③ 社会に繋がる協調性・協働性: 一つの課題やプログラムに、子どもも指導員も全員で、同じ方向を向かって取り組みます。この一体感のある時間を通して、自然と他者と協力する力や社会性を身につけていくことができます。
――チームで療育を行う上で、大切にしていることは何ですか?
指導員一人ひとりが持つ、経験、知識、そして子どもたちへの「願い」や「想い」は、それぞれ違って当然です。その多様な視点をオープンに共有できる場を何よりも大切にしています。
個々の考えを尊重した上で、チームとして「この子にとって今、何が最適か」を徹底的に話し合い、想いをすり合わせる。そうすることで、支援の方向性が統一され、一貫性のある質の高い療育が提供できると考えています。
違う視点が集まるからこそ、子どもの可能性をいろんな角度から照らすことができる。
――保護者の方とのコミュニケーションで、大切にしていることは何ですか?
「傾聴」の姿勢です。まずはお子様のことで悩んでいること、ご家庭での様子などを、安心してお話しいただけるような信頼関係づくりを第一に考えています。
一方的にアドバイスをするのではなく、時には私たちの過去の経験や失敗談なども交えながら、保護者の方に心を開いていただけるような雰囲気づくりを大切にしています。私たちは、ご家庭と共に子どもの成長を支える「パートナー」でありたいと思っています。
――これからどんな教室にしていきたいですか?未来の仲間へのメッセージもお願いします!
活動中は、子どもたちはもちろん、指導員自身も心から楽しめる、そんな笑顔とエネルギーに満ちた教室にしていきたいです。私たちが楽しんでいれば、そのポジティブな雰囲気は必ず子どもたちにも伝わり、教室全体が「また来たい!」と思える最高の場所になるはずです。
アイビーでは、子どもたちの未来を創る、やりがいに満ちた仕事があなたを待っています。私たちの仕事は、決して「点を打つ」支援ではありません。子どもたちの将来を見据え、人生という「線」で捉える、長期的な視点が求められます。
子どもたちの「できた!」の瞬間に、心から「やったね!」と喜びを分かち合える方。一人ひとりの小さな成長を見逃さず、その子の可能性を信じ抜ける方。ぜひ、私たちと一緒に、子どもたちの未来を豊かにする仕事をしませんか?